正直、アメコミ事情はよく分からないのですが、一般的に分かる範囲から推測できる話をしていきたいと思います。
打ち切り派も非打ち切り派も党派性がすごい雰囲気が出ててあんまり信用できないので。
非打ち切り派の人たちはサイトの信用性がと言っているのですが、アメリカの事情が分からない人間からしたら党派性込みでの主張でないと判断できる十分な根拠がないのです。
ただでさえ ”正しく無い” 文化をキャンセルする動きが見える社会事情を考えるとその意見を素直に信用するべきではないです。
なので、売れてないと主張してる人の出したデータから打ち切りを否定する意見を考察していきます。
主に打ち切り判断だと主張している人の代表格、
高村武義 #WalkAway @tk_takamura さんが提示したデータやサイトを参考にします。
主に、iCV2のランキングで低いとの主張です。
iCV2はPOSデータ参照の実売ランキングらしいので多分信用してよいデータなのでしょう。
2022年8月9日発売の Superman Son of Kal-El #14は82位となっている。
スーパーマンシリーズは複数出ていて5作品中3位
中位ですね。
29 Batman Superman Worlds Finest #6
55 Action Comics #1046
82 Superman Son of Kal-El #14
117 Superman Warworld Apocalypse #1 (One-Shot)
183 Superman Space Age #1 (Of 3) (Resolicitation)
この売上ランキングの順位が打ち切りと言われるだけあるかについて簡単に考える。
専門店への配本数の数字らしいcomichronのランキングを眺めてみる
あまり長期間のデータは参照できないので2021年6月から10月(1年前)の82位の部数を見てみる。
82位は32,000部程度のようだ。
2021年10月(1年前)のDCのランキングを見る
10月はこのランキングでは55位のようだ。(ちなみにSuperman Son of Kal-El#1の数字は68,000。)
この月のDCコミックス全体の平均値は38,000、中央値は32,700だ。
2022年もそんなに状況が変わってないと仮定すると、Superman Son of Kal-El#14の82位はcomichron上の数字は3万前後と推測できる。
2021年10月の#4から離脱が出ていくことを考えても自然な範囲じゃないでしょうか。
これはDCの売上の中では高くはないが、低すぎる数字でもないでしょう。
出版社で中位の少し下程度の数字を出してる漫画が売上が低すぎて打ち切りという判断がされてるという認定はちょっと苦しいように思います。
スーパーマンシリーズという枠で見ても中位をキープしています。
ランキング至上主義のジャンプですら中堅を維持できるている漫画なら完結まではいけるんじゃないでしょうか。
Superman Son of Kal-Elは決して売れている作品ではなく、看板作品とはとても言い張れない売上ですが、神聖化するでも悪魔化するでもない、そんな凡庸な売れ行きの作品程度の扱いなんじゃないでしょうか。